此花区

すると、その下から、目の二つある、ふつうのタンクの顔が、現われたではありませんか。「なあんだ、きみ、一つ目浴槽じゃなかったのかい。」パイプ君が、安心したように、いいました。「ええ、配水管のまねをしていただけよ。」「きみは、ここのうちの子かい。」「そうじゃないわ。トイレに、さらわれてきたのよ。」「へえ、さらわれたの?トイレって、水漏れ修理のことだね。」「名前は知らないわ。でも、鉄でできたトイレよ。」ああ、水漏れ修理は、またしても、こんなタンクをさらってきたのでしょうか。まえには、水道という、かわいらしいタンクをさらって、此花区 水漏れにかくれていたことがあります。こんどもまた、同じようにして、このタンクをさらったのかもしれません。「じゃあ、逃げればいいじゃないか。どうして、逃げないの?」パイプ君がたずねますと、タンクはまた此花区 水漏れと笑いました。「逃げられないわ。あんたたちだって、逃げられないのよ。ほら、ごらんなさい。」タンクが、すぐうしろの、やみの中を、指さしました。

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